(Apache 2.4系)単一サーバでApacheを複数プロセス起動する

前回、Apache HTTP Server 2.2系を単一サーバー上で複数プロセス起動する方法をご紹介しました。

Apache HTTP Server 2.2系は、2017 年 12 月でメンテナンスが終了していますので今回は、Apache HTTP Server 2.4系で、Apacheを複数プロセス起動する方法をご紹介したいと思います。

前回の記事にも書きましたが、この手法のメリットは、
・1つのhttpdプロセスが停止しても、停止するサイトは1つ。他のサイトの不具合に影響されない。
・PHP等、使用するモジュールを、動作環境に合わせてサイト毎に設定できる。
等があります。
デメリットは、
・httpdプロセス数に応じてリソースを消費する
ので導入サーバーのリソースが十分でない環境においては、おすすめではない点です。
それでは、私が仕事でいつも行う手順のベースを紹介します。

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単一サーバ上でApacheを複数プロセス起動する

複数のWebサイトを管理されている方で、Webサイト毎にWebサーバーを立てて運営されているケースも多いと思います。
しかし、Webサーバーを複数運用しているとパッチ適用など管理する時間が多くなり大変ですよね。
管理工数を減らすため、VirtualHostを使い、1台のサーバで複数のWebサイトを運用しているなんてケースもたくさんあると思います。
しかし、VirtualHostを利用した場合、httpdプロセスが共有されているため、httpdプロセスが停止してしまうとVirtualHost全てが使えなくなるという側面も持っています。この問題は、Webサイト毎にhttpdプロセスを起動させることで解決が可能です。
ただし、この方法は、httpdプロセス数に応じてリソースを消費するので導入サーバーのリソースが十分でない環境においては、おすすめできません。それでは、私がいつも行う手順を記載しますのでご参考にしていただければと思います。

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リモート管理での失敗あるある

今回は、インフラ管理者は誰でも一度は経験のありそうな、リモート管理での失敗あるあるについてご紹介したいと思います。
本題に入る前に、「リモート管理」をご存知ない方のためにリモート管理について少しご説明をいたします。
リモート管理とは、離れた場所にあるコンピュータや機器の設定や変更をネットワーク経由で設定変更したり、トラブル発生時に状況を診断や解決をすることです。
ネットワークが繋がっていれば、コンピュータや機器の設置場所まで行かなくて良いのがメリットです。
逆に離れた場所にあるため、コンピュータや機器本体の電源ボタンを押したりCD/DVDの抜き差し等の物理的な操作はできません。

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