ノートPCに貼るステッカーについて考える

今日、「ノートPCにステッカーを貼るのはセキュリティ的に危険と研究者が指摘」
という記事を見かけた。
かいつまんだ概要としては、
「自分だけのカスタマイズとしてドレスアップをすることは、悪いことではないが空港、カフェ、会議場など公共の場でステッカーをはったノートPCを利用すると敵対調査や産業スパイ、法的な監視などのターゲットになってしまう可能性がある」とのことです
確かにマット・ミッチェル氏が言うことに一理あると思います。
最近は、働き方改革もあり、カフェなどで仕事をしている人を多く見かけます。
私もカフェや公共の場でノートPCを利用している人を見かけると他の人がどこのメーカーのノートPCを利用しているのか見ています。

そんな中、これよくないんじゃないかと思うノートPCに出会います。
それは、ステッカーではなく、会社の資産番号やホスト名が
シールやテプラで貼られているパソコンです。
情報システム部門上がりの私は、企業で端末管理するのにシールを貼ることの重要性を十分理解しています。
ただ、ノートPCの盤面の見えるところに堂々と貼ってあるノートPCも多く
これじゃ、私はどこどこの社員ですよといっているようなものですよね
資産管理ラベルは、会社の名前が記載されているものも多く、一発でどこの社員かわかります。
みずから、敵対調査や産業スパイの餌食になりにいっていますよね
私のお客様には、持ち出して外部で利用するノートPCは極力、見えない裏面に貼るようにお願いしています。
ただ、裏面に貼ってしまうと擦れて見れなくなってしまう可能性があるのが難点です。
また、パソコンにホスト名が貼られている場合は、さらなる注意が必要です。
公共スペースでノートPCを利用している場合、公衆無線LANへ接続して仕事をしている人もいる場合があります。
公衆無線LANのルーターは無線機器間の通信を制限している場合がほとんどですが、中にはこの無線機器間の通信が制限されていない公衆無線LANもあるかもしれません。
こういった公衆無線LANへ接続している場合、コンピュータ名がわかるとそのパソコンへのアクセスが容易に行える可能性があるので注意が必要です。
もちろん、ご利用のパソコンにセキュリティソフトが導入されているのであれば簡単にアクセスはできないよう防御がされています。
また、セキュリティソフトの大半が利用する場所ごとに設定を行うことができるため、作業場所に合わせてセキュアな設定を行うことでセキュリティ犯罪を防いでいただければと思います。
最後に
セキュリティ犯罪は、私には関係ない遠い国の出来事ではなく、すぐそこにあります。
誰かに守ってもらうだけではなく自分でも守るという意識が重要です。
正しいセキュリティ知識を身につけ、快適なネット社会を過ごしてください。

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