リモート管理での失敗あるある

今回は、インフラ管理者は誰でも一度は経験のありそうな、リモート管理での失敗あるあるについてご紹介したいと思います。
本題に入る前に、「リモート管理」をご存知ない方のためにリモート管理について少しご説明をいたします。
リモート管理とは、離れた場所にあるコンピュータや機器の設定や変更をネットワーク経由で設定変更したり、トラブル発生時に状況を診断や解決をすることです。
ネットワークが繋がっていれば、コンピュータや機器の設置場所まで行かなくて良いのがメリットです。
逆に離れた場所にあるため、コンピュータや機器本体の電源ボタンを押したりCD/DVDの抜き差し等の物理的な操作はできません。

このリモート管理の対象になる事が多いものでは、サーバとして使用しているコンピュータがあります。
サーバ管理では、設定を変更したり再起動する事が多いです。
サーバのリモート管理作業では、ちょっとした間違いが大惨事につながります。
私が実際にやってしまった失敗がいくつかあるのでご紹介します。
  • 再起動とシャットダウンを間違える
 今のWindows Server では表示されませんが
 過去のWindows Server では、特別な設定をしない限りリモート接続していてもスタートボタンにシャットダウンが表示されていました。
 そのため、再起動をしようとした時に間違えてシャットダウンを選択してしまい、サーバを停止させてしまうミスをしました。
 幸い、隣のビルに設置したサーバだったので隣のビルまで行き電源を入れる事で復旧できましたが、これがもっと離れた場所に設置していたサーバでしたら、復旧に時間がかかり大変な事になっていました。
  • CD/DVDを入れたまま再起動
     サーバー再起動が必要になり再起動をしましたが、サーバが一向に起動されません。サーバの稼働状況確認のため、ping コマンドでネットワークの応答を待ちましたが、応答がありません。サーバが故障したかと疑いましたが、前の作業時に、サーバのCDドライブにCDを入れて作業してCDを抜き取るのを忘れていたことが原因でした。

  • ネットワーク設定時に接続不可能な設定をしてしまう
     構築途中に、サーバに割り当てたIPアドレスを修正しようとして誤った値を設定してしまってサーバから切断されてしまうミスをしました。
 サーバにリモートで接続するには、サーバのIPアドレスを指定して接続しているのですが、自分でそのIPアドレスを変えてしまい、接続していたIPアドレスでは繋がらない状況を作ってしまいました。
 このミスをした時は、神奈川から東京に設置したサーバを操作していたので、急いで東京へ向かって回復させる必要がありました。
 2時間近くサーバを止めてしまっていましたが、今ほどネットワークに依存していない時代でしたので、業務影響は少なく済みました。
 今、同じ事をやってしまったら一大事ですね。
いかがでしたか?
これを読んでいただいている皆さんの中には、リモートで作業される方もいると思います。
リモート管理作業時に参考になれば幸いです。

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